霊泉寺について

 開創については不明ですが、古くこの地に古刹があったと伝えられています。

 正保元年5月25日、当山の中興の開基とされる一如素心尼(いちにょそしんに)が、山上に神祠を建ててそこに自ら石棺を埋め、生きながらに入定(にゅうじょう)されました。
 延宝5年7月、旧千島村民が力を合わせ一宇を建立し、寺後に美泉が涌き出でていることから霊泉寺の寺名となりましたが、愛染明王が安置されていることから、村民は「愛染」「あいぜんさん」と呼び親しんできました。
 元禄年間には、皇室の香華院である京都東山・泉涌寺(せんにゅうじ)の第91世長老・春瑞法印により当国に差し遣わされた千紅法師が、光厳天皇より桜町天皇に至る尊牌を奉持し、後年当山に移り住み泉涌寺の末寺となりました。
 現在の本尊は聖観世音菩薩で、「飛騨三十三観音霊場」の第10番札所になっております。

霊泉寺の行事

1月1日  修正会(しゅしょうえ)

1年間の吉祥を祈願し参拝者と一緒に般若心経をお唱えします。

山内あいぜん遍路道に手作り灯篭を灯し、雪と灯篭の幻想的な空間に演出します。

4月29日 春季法要・・・本堂にて

昭和53年4月29日の本堂再建落慶法要から毎年この日に法要を行っています。

山内の桜が咲く時期とも重なり、気持ちよくお参りしていただけます。

8月中旬  萬灯会(まんどうえ)・・・愛染堂、遍路道にて

約500個もの手作り灯ろうで山内あいぜん遍路道に灯りをともし、その灯りに様々な願いを託し、供養する行事です。参拝者は献灯をし、お盆に帰ってきた精霊に手を合わせるとともに、それぞれの願いを祈念します。また灯ろうの灯りのなかで夕涼みをしながらの散策を楽しまれる方で賑わいます。(写真)

10月中旬 秋季法要・・・愛染堂にて

平成24年のあいぜん遍路道完成記念法要から毎年愛染明王及び山内諸尊を供養し、諸祈願をおこなっております。

7年に1度に行われる開帳では、秘仏愛染明王が公開されます。(写真)

(次回は平成33年)